ナイゲンについては語りたいことが山ほどあって、もうそれこそ書いたら書ききれないのでちょこっとだけ。
じゃあ自分がやる「どさまわり」さんについて。
ネタバレとかはこちらとしては全く気にしないのですが、もし観劇前に情報入れたくない!って方は一応見ない方がいいかもです。と言っても書いてあるのは2012年版のことで、2013年版ではほとんどカットされてるラインの話なので全然大丈夫だとは思いますが一応(笑)
彼は高校大好き!文化祭ももちろん大好き!で生徒による自治、自主自律を校訓とした国府台高校が国府台高校らしくあることが絶対だと信じる原理主義者。
去年の2012再演バージョンで初めて演じた時の彼は、もうそれこそ自分のリアル高校時代とはかけ離れた存在でして、最初に台本を持った時はなかなかに困惑した部分も少なからずありました。まぁそれは稽古をしていくうちに自分でも彼の事を理解できるようになったんですが。
んで、そのどさまわりさんを演じる上で参考、じゃないですけど勝手に自分の中でコイツだ!って思ってたのが漫画「戦国自衛隊」の主人公の伊庭三等陸尉でした。
戦国自衛隊ってのはどんな話かってと、その名の通り戦国時代に自衛隊がタイムスリップしちゃう話なんですね。しかしその戦国時代というのは自分達の知っている歴史の認識とは微妙なズレを持って存在している事に気付きます。
現代の圧倒的な火力を持って彼らは数々の戦を勝ち抜くのですが、元いた時代にも戻れず、次第にガソリンや弾などの物資も切れかけてきた中、主人公の伊庭はこう考えます。
「自分達は何の為にこの時代に飛ばされて来たのか?時は自分達に何をさせようとしているのか?」
そしてクライマックス、妙蓮寺にて部下の細川に叛乱を起こされ、自決を決心し自分の頭を銃で打ち抜くその瞬間に伊庭は全てに気付くのです。
この時代は自分らが元いた世界とは微妙なズレがあった。しかし自分達がこの時代で戦い生きることで、元いた世界の歴史、自分達がよく知る戦国時代へとズレを、タイムパラドクスを修正していたのだと。そして自分自身が、元の世界にいてこの世界にいない、歴史上の重要人物を埋める役割をしていたのだと。
「俺は…俺は………信長だーーーーーっ!」
とまぁザックリ話すとこんな感じのお話なのです。
さてお話はナイゲン2012に戻りまして。
どさまわりさんは過去の伝説のナイゲンについて語ります。校長から理不尽な要求をされたにも関わらず、生徒達の自治とそれを取り巻く行動で校長の要求を払いのけた何年も前の伝説のナイゲンの話を。
彼はそのレジェンドに自分もなれると信じていました。
しかし時代は移り変わり現代、伝説のナイゲンを目指す彼の要求は皆には納得されず、むしろ孤立し対立する存在になってしまう。
そして気付くのです。俺がなりたかった伝説のナイゲンはむしろ俺以外の皆。そして俺は…俺はあの時の校長だ、と。
こんな感じの構図が、戦国自衛隊の伊庭さんによく似てるなーと勝手に思い、勝手に参考にしていたのでした(笑)
まぁこれはあくまで2012年版の話なんですが。
そして1年経って今年。
ここら辺のラインを示すセリフはほとんどカットされて、また違う構図が浮かび上がっています。
その構図を受けて、今年のどさまわりは映画「逆襲のシャア」のシャア・アズナブルをこれまた勝手に参考にしてます(笑)
もう何のこっちゃって感じで全く伝わらないとは思いますが、まぁあんま気にしないでくださいw
とりあえず言える事は、グラサンもかけないし金髪でもないし通常の三倍の速さでも動かないので安心して楽しんでください、って事です。モノマネもしませんので大丈夫ですw
あぁもう眠いのでこんなとこにしときます。
夜中は文章がグダグダになっちゃうけど許しておくれ〜。
ではまた明日以降、劇場でお待ちしております!